Shelltie Fiel開業当時の店内。白い内装、青い扉、セット面

Shelltie Fiel|美容室開業事例

「気を使わずにいられる場所」を目指した美容室

東京都墨田区・錦糸町に、2019年11月にオープンした美容室

オーナー小泉朋之さんの得意技術と、これまで支持してくれたお客様を出発点に、ターゲット、出店場所、店舗デザインを一つの開業計画として考えてきました。

開業当時に目指した店の姿から、店舗づくり、開業者本人の言葉、そして約7年後の様子までをご紹介します。

店舗基本情報

店舗名:Shelltie Fiel(シェルティフィエル)
業種:美容室
所在地:東京都墨田区・錦糸町
オーナー:小泉朋之さん
開業日:2019年11月10日
店舗面積:12坪
公式サイト:shelltie-fiel.jp

得意な技術と、お客様から始まった開業計画

小泉さんは独立前から、ヘアエクステンションを得意とする美容師でした。

その技術を求めるお客様も多く、なかでも夜の繁華街で働く女性たちから支持されていました。

そこで開業計画では、小泉さんの得意技術と、これまでのお客様の特徴を整理することから始めました。

中心となる顧客層には、夜の繁華街で働く女性を設定。同時に、幅広いお客様が気兼ねなく利用できる美容室を目指し、具体的な顧客像を考えていきました。

そして生まれたのが、次のコンセプトです。

「⁠仕事にも仲間にも気を使う日々の中で、唯一気を使わずにいられる場所。⁠」
— 2019年7月11日・開業コンセプトシートより

普段は周囲に気を配ることの多いお客様が、ここでは気兼ねなく話ができる。出勤前に立ち寄り、気持ちをリセットして元気になれる。

そんな場所を目指すことが、Shelltie Fielの開業計画の出発点となりました。

ターゲットから逆算した、立地と店づくり

駅からの近さより、お客様に合った立地を

開業する地域を検討する際、重視したのは、想定するお客様の生活圏と利用しやすさでした。

夜の繁華街で働くお客様にとっては、施術後に仕事へ向かいやすい場所であること。一方で、地域に暮らすお客様にも、日常的に気軽に利用してもらえる場所であること。

小泉さんと複数の地域を検討した結果、出店先として選んだのが錦糸町でした。

ただし、繁華街の中心であればよいわけではありません。

繁華街に近く、落ち着いた住宅地にも接する。その両方の条件を満たす立地を探しました。

実際に選んだ物件は、錦糸町駅から徒歩10分程度の場所。

駅から近い物件が見つからなかったのではなく、想定するお客様の利用行動から考え、意図的に選んだ立地でした。

2019年に撮影された錦糸町の美容室Shelltie Fielの外観

2019年、開業当時のShelltie Fielの外観。

オーナーのこだわりと、お客様の居心地を両立する

店舗デザインでも、ターゲット設定を出発点にしました。

仕事へ向かう前に立ち寄るお客様も、日常の美容を目的に訪れるお客様も、気兼ねなく過ごせる空間にすること。

小泉さんの希望やこだわりを取り入れながら、海やカフェを感じさせる、明るくリラックスできる雰囲気を目指しました。

また、設計の打ち合わせでは、席数を増やすことよりも居心地を重視し、隣のお客様との視線などにも配慮する方針を検討しました。

単に好みの内装をつくるのではなく、どんなお客様が、どのように過ごす美容室なのか。

その考え方を立地選びと店舗づくりの両方に反映させ、Shelltie Fielの開業へとつなげていきました。

カーテンで仕切られたセット面と白を基調とした美容室内装
Shelltie Fielの木目壁とカラフルな美容商材ディスプレイ

セット面と、隣席を仕切るカーテン。

白い木目の壁と、カラフルな商材ディスプレイ。

開業翌日に届いた、オーナーからの言葉

2019年11月10日、Shelltie Fielがオープンしました。

その翌日、小泉さんから届いたLINEメッセージには、開業を迎えた喜びと、これから経営者として歩んでいく決意が記されていました。

なかでも印象に残るのは、次の言葉です。

「⁠一人一人のお客様を大切にし、従業員が私を選んだことを正解だと思えるよう、日々精進してまいります!!⁠」
— 小泉朋之さん|2019年11月11日のメッセージより
2019年の開業当時、店舗内で撮影されたオーナー小泉さん
2019年の開業当時、店舗内で撮影されたオーナー小泉さん

2019年、開業当時の小泉さん。

自分のお店を持つということは、お客様だけでなく、ともに働くスタッフに対しても責任を持つということ。

この言葉からは、開業直後の小泉さんが、これからの店づくりと経営に向けて抱いていた思いが伝わってきます。

約7年後も、開業当時の面影を残す美容室

2026年9月、開業から約7年が経ったShelltie Fielを久しぶりに訪れました。

店内は開業当時の面影を残しながら、今もきれいに使われていました。

小泉さんは開業当時から、ご自身でも店内の装飾をカスタマイズしていました。

2026年9月に撮影した写真とともに、現在の店舗の様子をご紹介します。

2026年のShelltie Fiel店内。青い入口扉とカーテン仕切り
2026年のShelltie Fiel店内。青い入口扉とカーテン仕切り

2026年9月の店内。開業当時の青い入口扉やカーテンによる仕切りが見える。

2019年のシャンプースペース。2台の設備と木目の天井格子
2019年のシャンプースペース。2台の設備と木目の天井格子

2019年|開業当時のシャンプースペース。

2026年のシャンプースペースと店内装飾
2026年のシャンプースペースと店内装飾

2026年|約7年後のシャンプースペース。

2026年のShelltie Fiel外観。青い入口扉と白いレンガ壁
2026年のShelltie Fiel外観。青い入口扉と白いレンガ壁

2026年9月に撮影したShelltie Fielの外観。

開業者から、経験を重ねた経営者へ

2026年9月、Shelltie Fielの店舗前で撮影された小泉さんとbh飯島由敬
2026年9月、Shelltie Fielの店舗前で撮影された小泉さんとbh飯島由敬

2026年9月、Shelltie Fielの店舗前で小泉さんと再会。

小泉さんとは、開業当時の思い出や苦労、その後の経営で経験してきたことなど、さまざまな話をしました。

なかでも印象に残ったのが、次の言葉です。

「⁠不安でいっぱいだった開業時に、飯島さんがセコンドについてくれたおかげで今がある⁠」
— 2026年9月の再会時の発言を記録したnote記事より

開業時には不安を抱えていた小泉さんが、今では自分の店の経営について、経験を踏まえて語ってくれる。

その変化が印象的でした。

開業後の経営から逆算して、お店を考える

Shelltie Fielの開業計画は、小泉さんの得意技術と、これまで支持してくれたお客様を知ることから始まりました。

誰に来てほしいのかを明確にしたことで、出店地域や物件の立地、店舗デザインにも具体的な判断基準が生まれました。

美容室づくりで大切なのは、理想の内装を完成させることだけではありません。

どんなお客様に、どのように利用してもらい、その先の経営をどう続けていくのか。

その視点を持ち、物件選びから設計・工事、開業資金までを一つの計画として考えることが重要です。

美容室の開業を検討されている方へ

物件選び、店舗設計、工事予算、開業資金など、開業準備にはさまざまな判断が必要です。

これから何を検討すべきか、現在の準備状況を整理したい方は、無料相談をご利用ください。

関連リンク

Shelltie Fiel 公式サイト

https://shelltie-fiel.jp/

開業から約7年後の再会記録(note)

https://note.com/bh_iijima/n/n5452ebe2bfb9

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